徒歩通勤が始まりました。

2022年2月16日ブログなど

休日に履いていたパンツが履きづらくなってしまいました。ウェストと太もも辺りがパツパツになり、履けない事もないけれど、サイズがひとつ小さくなった事は否めない。いや、サイズが小さくなったのではなくて、わたくしが大きくなってしまった。簡単に言えば、太ってしまいました。

 このパンツは近所の量販店で「3本まとめて買うと安くなる」という文句につられて買ったものでした。わたくしは好んでこのパンツたちを履きました。ウェストの伸縮が履きやすさを約束してくれました。休日はカッターシャツにカフスボタン、時々、蝶ネクタイを付ける衣装です。しかしこのところは寒くて、セーターやニットにデニムを合わせる衣装を選んでいました。

 久しぶりに、カッターシャツにカフスボタンを付けて気分転換しようと息巻いてパンツに足を通すと、サイズが小さくなっていました。いや、もとい。わたくしは大きくなってしまった。ああ。運動不足だ。自分が太る理由など、隠す方が難しい。なんてことだ。48歳を目前に控えた2月上旬。わたくしは再びパンツを履くために軽い運動を決意しました。

 2022年2月は重点措置法の適用で、わたくしのお店は時短営業になっています。来店する方も少ないため、片付けも早いです。とはいえ、何かとする事はあって、自分の気分転換も含めて日常に使う時間は様変わりしていません。少しだけ早く帰宅できるようになり、少しだけ早く就寝できるようになりました。わたくしはショートスリーパーなので、毎日の睡眠時間は5時間~6時間です。

時間のゆとりができても睡眠時間は延びません。きっと食生活も良くないし、運動不足だし、ショートスリーパーだし、長生きはしません。働き詰めでも苦になりませんし、長時間労働の毎日も気に入っています。身体を酷使することに悦びを覚えはすれ、罪悪感はありません。家系は癌と糖尿病に呪われています。父は71歳を目前に亡くなりました。

こうした動かしようのない現実は全て受け入れるとして、3本セットで買ったパンツが履けなくなったことは受け入れられない。美醜に強いこだわりはありませんが、この事態を放っておくと利用できない衣服がどんどん増えてしまいます。わたくしは物持ちも良い方で、15年以上着ている服がいくつもあります。20年以上のものも数点あります。これらの衣服には愛着があり、ボロいのに着ています。

という訳で、軽い運動として徒歩通勤を始めました。自宅のある西陣のど真ん中からお店までは道のり2キロ。歩いて20分から25分です。途中の信号により選ぶ道が変わる事もありますが、概ね決まった内容の経路を辿ります。以前にも徒歩通勤をしていたことがありましたが、何かのきっかけで自転車通勤に戻ってしまいました。きっと雨とか、酔った夜とか、そういう事が手伝ったのだと思います。

さて、今回はいつまで徒歩通勤を続けられるでしょうか。とにかく、滞らずにパンツが履けるようにならなくては。体重の重さとか、見た目とか、そういうことではないのです。重要なのはあくまでも、パンツが履けるようになることです。春には履けるようになりたい。桜の季節にカッターシャツとカフスボタンを身に付けて出かけたい。間に合うといいなぁ。休日はコスプレです。毎日に着ない衣服を着られる貴重な機会。さて。今日も歩くとしましょうか。