京都市会議員の加藤あいさんより 意見書の回答

2021年1月27日お知らせ

京都市会議員の加藤あいさんより意見書の回答をいただきました。以下にその内容です。

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イルピアット紙屋川 水谷啓郎様
 
この度は、意見書・質問書をいただきありがとうございます。
以下、回答させていただきます。

 「自民党幹事長並びに総理が12月14日に銀座でステーキ会食をした行為、12月17日岸田派・二階派の忘年会計画」は極めて不適切であり、「国民の感染予防を大きく妨げている」との指摘は全くその通りだと考えます。私たちは、コロナ対策をめぐる政府の無為無策で、緊張感なく非科学的な対応が今回の事態を招いたことについて、厳しく批判し是正を求めてきました。

私は「8月1日以降花街での会食」は行っておらず、「国会議員による会食会や政治資金パーティー」にも同様に参加していません。門川市長がどうされたかは直接は存じ上げませんが、水谷様の「皆さんが過ごしてきた昨年は、私たちの日常の模範になっていましたか」という投げかけは、主権者市民の代表である私たち市会議員や国会・府会議員・首長・政府が胸に深く刻むべきだと感じます。

GOTOキャンペーンについては、感染拡大につながったことは明らかであり、私どもは事業者のみなさんへの直接支援を行うことで対処することを要望してきました。政府や自治体は、感染の封じ込めが最大の経済対策であり、かつ、生きることを支えるのが経済であり生きることを脅かせば経済はその存在を失うことをふまえて、自粛と補償をセットに対策すべきです。

コロナ感染症の広がりのもと、多くの飲食店や納入業者さんをはじめとする事業者のみなさんのご相談をお受けしてきました。「レストランは社会的インフラです。気分転換に活用し、日々の活力と英気を養う場です。人とのコミュニケーションを重ね、自分の価値と意味と人格を承認され、認識される場です」とありますが、相談をお受けするなかで、私も、それぞれの「場」において、その場が生きがいであり、つながりであり、心配されている多くのみなさんの思いがあることを私も感じてきました。制度の活用を進め、改善を求めてきましたが、追いつかずお店をたたまれてしまった方もあります。無念です。すべて失ってから再建する方がはるかにエネルギーが必要であり、事業者が継続するように働くことが、尊厳あるみなさんの仕事を守るのが政治の役割だと思っています。罰則の前に尊厳を守ること、そのために補償することが必要です。

ご指摘の通り、政府の無為無策の通りすすむのでは住民の命を守ることができません。自治体によっては感染対策も、事業者支援も、独自に考え、対策を進めているところがあります。地方自治の立場から、引き続き声をあげていきたいと思います。
「感染予防意識の醸成」は正確な情報を住民に伝えること、そして、検査・保護・追跡の体制、医療機関を支えることが肝要だと思います。実際の病床受け入れ可能数と行政が発表している数に開きがあること(行政発表分の方が多い)などは直ちに是正が必要ですし、来年度予算市会が目前に迫っていますがコロナ対策における十分な対応をしっかり求めていきます。医療体制の構築はおっしゃる通り大変重要だと思っています。本日、党議員団が市長あてのコロナ対策についての第13次申し入れにも記していますご覧いただけたら幸いです(→新型コロナウイルス感染症対策についての緊急申し入れ – トピックス|日本共産党 京都市会議員団 (cpgkyoto.jp)。政府に対して求めている感染対策もお読みいただけたら嬉しいです(→新型コロナウイルス対策 日本共産党国会議員団の「政府への要望事項」│くらし・社会保障・経済│日本共産党の政策│日本共産党中央委員会 (jcp.or.jp)。
京都市会においては議員報酬と夏季手当は1億円をコロナ対策にあてました市会だより109号_1面.indd (kyoto.lg.jp)。求められる対策から見れば極めて不十分ですが、引き続き、みなさんのために、力を尽くします。胸に迫るご意見・質問状ありがとうございました。

日本共産党京都市会議員 加藤あい