紙屋川はテイクアウトのみの営業として再開をしました。

2020年4月14日イルピアット・ニュース

 ホームページへのお知らせが遅くなってしまい、本当に申し訳ありません。「営業再開」と言うからには、店内での飲食を想定していました。それが4月1日水曜日の投稿です。私はあの日以降、自身の考え方と方向を転換する為に時間を費やしました。その時間、1週間です。どういう手段が正しくて、何をすれば正解なのか、どう行動すれば前進と呼べるのか、誰の情報が身を守るために有効で、どう言葉を選べば他者にきちんと伝わるのだろうか。そんな事を考えながら、私は調理動画を撮影し続けました。調理動画は休業中、皆さんとお店とを繋ぐ効果を期待したものでした。



 とにかく、料理を作り続けなくては自分を保てそうにありませんでした。その料理には目的が必要でした。家族のご飯を作る動画をアップしていた事から分かっていただける通り、テイクアウトを念頭に置いていませんでした。しかし作るうちに、「弁当にできないか」と考えました。ただ、テイクアウトを作業にした経験はありませんから、困りました。どうしたものか。試作を作りながら、以前にしていたご飯のランチを思い出しました。色々なトラブルや変化を帯びてランチタイムのご飯提供は終了してきましたが、あの経験は活かせそうだと思ったのです。そこに加えて、キッシュを提供したいと考えました。パスタ、ご飯、キッシュ。


 テイクアウトの草案が決まると早かった。調達できる容器を決め、弁当のボリュームと品数を私が「欲しい」という内容に落とし込んで行きました。容器の素材は可燃物という軸。加えて耐久性も保障されたい。容器の容量確保も必要でした。品数をなるべく多く盛り付けたかったからです。これは普段のランチも同じですが、一度の食事で何種類もの素材を摂取できるようにしたいという気持ちがあります。家での食事でも、何種類かを食べられる。メインの料理たちが決まると同時に付け合わせのラインナップも野菜中心に決まって行きました。お渡しする袋も本当は紙袋が理想でした。しかし容器の幅に合わせた紙袋は必要以上に大きく、コストもかかってしまう。結局、可燃できるビニール袋を選びました。


 次は値段です。迷いました。容器代金が一品以上のコストを占めます。容器代金を上乗せするか、込みにするか。消費税は8%になるが税込か税抜きか。迷った挙句、税込み1000円としました。お支払いが分かりやすい。お会計のお時間を短縮できる。お釣りに小銭を必要としない。何よりも、「1000円」はご利用される方が暮らしの中で相対化しやすい。高いか安いか、その時の気分で天秤にかけやすい。それを判定しやすい基準金額は「1000円以下か、以上か」という線かと思いました。経済が停滞する中で消費は非常に神経を使うものとなって行きます。政府からの補償問題もハッキリとしない今日では尚更です。イルピアットのテイクアウトはご利用こそ毎日でないにせよ、1週間のどこかでご利用いただく事の価値を持てたらと考えています。



 これが4月1日水曜日から6日月曜日までの展開でした。火曜日にはプレオープンを目指しました。オペレーションも分からなない、どれくらい仕込めば良いのかも雲を掴むような感覚でした。目指す売り上げと仕込める料理の数が合わない。何よりも、一人で仕込める作業量から仕上がるお弁当総数が分からない。なんとなくで仕込んでいると足らない料理が出てくる。7日火曜日にオペレーション確認をしましたが、課題は山積みでした。課題克服は「テイクアウトを動かしながら方法を見出そう」と思い、8日水曜日からゆっくりと営業を再開しました。Instagram上でだけ告知して始めました。紐づけられたFacebookでも告知されました。ホームページには13日月曜日に告知開始をと考えていました。


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 ホームページはきちんとフォームを修正するには担当の溝上氏に依頼が必要です。発注をする為にも、テイクアウトの方向がきちんと決まらなくてはなりません。ですから、13日現在もまだ大まかなフォーム変更はできていません。お席のご予約情報も以前のままです。パーティープランの案内もそのままです。ですが今はテイクアウトのみで営業しています。店内での飲食を控えさせていただいています。季節がもう少し暖かくなり、開放した店内でご利用人数を制限しての営業も考えていますが、コロナウィルスの感染情報や知識が広く正しく認められてなくてはなりません。その判断や感染リスク削除の方法は私自身が最終決断するものと考えています。もう少し先になるのかな、と思います。


 テイクアウトを通して皆さんに料理をお届けできる事に感謝しています。お店は火災にあったり、津波に流されたりはしていないのです。以前のまま、調理できる環境はあります。「持ち出せ!イルピアット!」はテイクアウトでご利用くださる他に、アップした動画からお家で調理しても叶うようになっています。テイクアウトしても、自身で作っても、「持ち出せ!イルピアット!」です。試行錯誤した結果にいまはここまで辿り着けました。ご予約はInstagramアカウント ilpiatto を登録いただき前日までにメッセージをお送りいただくか、当日に紙屋川の電話 075−778−0289 までご連絡ください。ご連絡がなくてもご利用は頂けますが、ご注文後に調理していますからお時間が必要になります。受け取りに見えるお時間も混み合う場合はお時間をずらしてご来店をお願いする場合があります。ホームページのご予約フォームからもご注文頂けますが、今はアプリ内にあるメッセージ機能が即時的で便利かと思います。


 以前とは違う形ですが、何とか営業を再開しています。皆さんと乾杯できるまでにはまだまだ時間が必要ですが、その日まで、紙屋川で相変わらず料理を作っていようと考えています。コロナ期間中にだけできるテイクアウトについても、どんどん良くなるように努めて行きます。商品内容も変更をしてゆく予定です。皆さんの日常に少しでもお力添えできる料理を作れたらと思っています。これからもよろしおくお願いいたいます。