保育園が始まりました。

2013年6月5日手記

今週の月曜日から、かの子は保育園の慣らし保育が始まりました。初日は私も休みだったので一緒に保育園まで行けました。保育園に足を運ぶ事が日常的に無いこともあり、今の保育園がどうなっているのか全く情報を持っていませんでした。待機児童の問題などは少し前に調べたりしましたが、現場がどういう雰囲気なのかは全く検討も付いていませんでした。

正直な印象は、「混沌」でした。

なんというか、園児が狭い園内でひしめき合って遊んでいました。それはもう、なんというか、休日のテーマパークみたいです。初詣の神社、祇園祭の小道、なんというか、凄いパワーです。子ども達は恐ろしくエネルギーを放出しているので、圧倒されました。この状況を保母さんたちが面倒見るのですか。いやはや、困難であるとしか思えませんでした。

保育園に送り届けると、自分の子どもが園内で使用するタオルやオムツ、ゴミ袋などをセッティングします。昔はどうかは分かりませんが、今はそのようになっています。私はきちんと先生の話を聴いて理解しないといけなかったのでしょうけれど、かの子が気がかりできちんと聴けませんでした。加えて、(なぜか)子どもには人気がある様で、いくらか子ども達が寄ってきてしまって相手をしていました。初めての保育園で、他の園児に触れていいものかどうかも分からないので戸惑うばかりでした。

保育園を後にして、嫁さんと二人でモーニングを食べながら保育園について意見交換をしました。私が一番気になったのは、先生達のストレス状態でしょうか。あの子もどたちのパワーは半端じゃないです。イルピアットで接客をさせて頂いていますが、「私は恵まれた環境にいるな」と自分を思ったほどです。イルピアットも中々個性的なお客様が(店主が店主なので)ご利用されますが、それはやはり大人の方ですから、無軌道、無邪気に振舞われる方は居りません。しかし園児らは違います。先生方はプロですが、朝のあの状況が凄まじいだけに私は心配になりました。

嫁さんにその気持ちを伝えると、「他の保育園を見に行く?」と言われたので一緒に自転車で回りました。かの子が利用する保育園は、どちらかと言えば街中なので園内の敷地は広くありません。一緒に見に行った保育園は(外からだけですが)敷地も広く、園児の数も少ない印象です。何よりも、先生達にゆとりと余裕があるように見えました。同じ保育園でこうも違うのか、と驚きました。ただ、その保育園に子どもを送り迎えをするには、坂道が急すぎて毎日はしんどいのではないかと話しました。送迎しているお母さんやお父さん達は必ずいるので、不可能ではないと思いますが、電動自転車などに乗り換えなくては難しいと話しました。

あれこれと意見を交換し、お昼前にはかの子を迎えに行きました。園内は静かで、お昼ご飯の支度がされていました。朝とは全く違う風景でした。朝見たあの混沌は、ほんの一瞬だけなのか。園児達もきちんと着席して、お昼ご飯を待っています。すごいな。この規律感は。本当に感心しましたし、先生方の技術には敬服しました。あのカオスをこうした秩序でまとめられる技術はさながら、魔法使いのように映りました。号泣するかの子を引き取り、一緒に園を後にしました。

「朝の風景とは全然違うね。」

園を後にして、最初に出た私の言葉です。

嫁さんはケラケラと笑いました。かの子は泣き疲れて放心状態です。

「どこの保育園も同じだよ。」

嫁さんが言いました。

女性はたくましいなぁ。男は結局はビビりなのでしょう。保育園の広さや環境は重要だろうけれど、利用するのはかの子です。どの保育園を利用しようと、かの子はその場に居るのです。その限りでは、その保母さんに全てをお任せする外ありません。朝の混沌に魔法を掛けて、規律を持たせられる先生方を本当に尊敬します。同時に、親ができることは「子供の保護」と言うよりは、保育園の先生方のバックアップかなと思いました。子どもは先生方にお願いします。その先生方の魔法力を上げるも、下げるも、親の態度なのかなと思いました。

家でも、育児をする嫁さんのバックアップこそ、子どもには一番重要です。嫁さんがケラケラ笑っていられる環境を作れるのは旦那だけです。子どもにとって大切なことは、子どもに接する大人たちを(いかにして)気分良く整えておくかだと思いました。

後日、かの子が保育園に行き始めた私の心象などをまとめたいと思います。