6.2012年6月7日(木曜日)という、分岐点。

2012年6月8日手記

昨日6月7日、イルピアットは8周年を迎える事ができました。そんなに時間が経っている実感はないのですが、「8年ってすごいね」とお声をいただき、気持ちが改まる思いです。多くの素晴らしいお客様に恵まれて仕事に専念できた結果が、昨日の8周年だったと思います。

イルピアットが動き始めた8年前と同じ日に、私は「食画株式会社」を設立しました。きっかけは、4月に足を運んだ上木誠吾さん・千里さんの結婚式二次会です。誠吾さんが会社を設立された当時のお話に、完全感化されました。二次会来客者の多くは、独立・起業している方でした。そんな空気感も、私の何かを刺激しました。

そんな気持ちの中、自宅のリノベーション話しが浮上します。相談した青松さんの勤めるお店「finger marks」さんで、仕事や生活やこれから先の展望について熱くお話しました。社長の矢野さんから「会社を作られないんですか?」と尋ねられ、「作りたいと思っている」と答える自分がいました。そんなこと、表明した事なかったのに。

私は兼ねてから、イルピアットを「経営している」という気持ちよりは「働かせてもらっている」という気持ちが強くあります。お客様から「お店を大きくしないの?」と言う問いに対しても、「このお店(テナント)に選ばれている気がするので、お店を変える気が起きません」、「このお店に(自分を)選んでもらっているうちは、(大きくしたり移転は)あり得ないですね」などと応えてきました。

私はメニューに「店員の〜」と、自分のことを表記しています。店長でも、オーナーでもありません。私はあのお店で作業と仕事をさせてもらう限りは、一店員なのだと思います。お客様から見て映る姿は、一店員に過ぎないはずです。肩書きは業者さんなどと取り引きをする際には必要ですが、普段の作業には意味を持たないと思っています。

そんな、自分で作ったお店なのに「働かせてもらっている」という私に矢野さんは、「そんなお気持ちがあるなら、会社を作ってより明確に「社員」として働かれる方が良いのではないですか?」と言われました。会社を作るとモチベーションも、内容も出会いも段違いになりますよ、と魔法の言葉をかけられました。

これまでとは違う拡がり方をイメージしただけで熱くなりました。

調子に乗った私は、直ぐに会社設立に動きました。「鉄は熱いうちに打て」という使い古された自己正当化の言葉が、繰り返されます。これまで考えてきた全ての「いろいろ」を言葉にしてゆく作業が始まりました。誠吾さんの結婚式二次会が4月15日。青松さんのお店での相談が5月7日。そしてその1ヵ月後の昨日、6月7日に会社を設立しました。

株式会社を作ることは、資本金が1円からでも可能になっています。しかし、そんな形式と方法論が重要なのではありません。「資本金がなくても株式会社を作れるから作る」のではなくて、やりたいことがあって、作りたい関係があって、築きたい未来があって、その方法の入り口が会社設立です。会社を作っただけでは何も変わりません。ただし、その入り口に立たなければ次のステージもありません。私は次のステージの準備を始めています。

食画(株)はどんな会社なのか。司法書士の川野歩さんと定款(会社のルールみたいなもの)を定めるときに「水谷さんは何がしたいんですか?」と問われました。大まかな内容ではなくて、詳細な内容が求められます。「私は食卓・食事を企画・計画したいです」というお話しをしました。食画は、日常の中に驚きを加えるお手伝いをする会社です。

例えば、ある会社のあるチームや部署で、あるひとつのプロジェクトが終了しました。そのプロジェクトの「お疲れ様!!」という慰労の気持ちを込めて、スタッフに心ばかりのパーティーをプレゼントしたい。そんなとき、食画が全てを請け負います。職場やご自宅に伺って、小さなパーティーを準備・用意いたします。いくつかプランをご用意し、予算と場面に応じてご利用者様がプランを選びます。

プラン内容などは今まさに、思案中です。日常にある様ざまな区切り。慰労会・壮行会、歓迎会、送迎会、打ち上げ、誕生日パーティー、女子会、同窓会、仲間内でのサプライズ・・・日常に驚きを加えるお手伝い。私は調理をしてきましたから、その驚きはお食事でお手伝い。食画はそんな小規模パーティーなどの企画・運営を致します。

具体的なプランはこれから。イルピアットが出張するのではなくて、食画がオーガナイズをします。ですから、内容は無限です。さまざまな可能性を内包してまずは、誠吾さんの会社から。食画プラン完成を目指す為、データ収集に伺います。場所は大阪。パーティーは場所を選びません。なぜなら日常は、クライアント様の「今まさにそこにあるもの」ですから。

皆さんの驚き、お手伝い。食画株式会社です。

食画(株)はイルピアットとは別のものです。イルピアットが食画になるのではありませんし、食画の中にイルピアットが入るのでもありません。イルピアットはこれまで通りです。私もこれまで通りです。なにも、変わりません。変わるのは、社会の方だと思います。社会に迎合するのではなくて、社会が合わせざるを得ないようなインパクトを作る気持ちで頑張ります。

これからもご支援とご声援をよろしくお願いします。

ミズタニヨシオ